KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

Bobという名のマンタ A manta named Bob Smith

あろはあういならー

日の出が6時、日の入りが7時になりました。

夕べのオレクーカヒの月

風流な雲がかかっていました。

 

マンタのことを書こうと思いついたのは

昨日、今朝は図らずもピアへ

まさかボブに会えるとは思わず、、

 

5つ目のブイの所で

クロコダイルニードルフィッシュ

(オキザヨリ)が目の前を横切り

黄色の尻尾が朝日に煌めいて

目に飛び込んできました。

 

アジの大群を探していると

知り合いが「マンタ〜」と

言っているのが聞こえ

そちらの方へ逆戻り、、

Wow!  6月に見たBob-Smithくんです。

大きくなって泳ぎも速くなっていました

私のことを覚えていてくれたような、、

そこはかとない一体感。。

 

体に縦ジワがあるのが、拡大すると見えます。

卵胎生のマンタは、お母さんのお腹で卵が孵り

そのまま縮こまって育ち、体重50kgほどになると

出て来て独り立ちするそうです。

畳みジワは長い間とれないのかもしれません。

この2枚が6月に撮った物

体が薄っぺらでヒレがふにゃふにゃ

ヒラヒラゆっくり泳いでいました。

 

今朝は、、

厚くなったフィンを伸ばし

しっかりグライドして

グビグビ深い所へ羽ばたいていました。

尻尾が少し短くなったかな。。

速いのでピンボケ

 

6月に、この子のお腹の写真を

mantapacific.org に送った人が

名前がついていない新生児だとわかり、

「Bob Smith」という名を登録したそうです。

 

Bob Smithさんは長年の水泳仲間

最近、病気で亡くなってしまいました🙏🏻

背が高く優しい目をした方でした。

亡くなって少しして、このマンタが

カイルア湾(ピア)に出て来たのです。

ケアウホウにはよく来るマンタたちですが

カイルアには珍しく、、

それもスイマーたちが往来する浅場で、、

 

「この子はBobの生まれ変わり」もしくは

「マンタに好かれたBobを偲んで」

ピア・スイマーの中心のGさんが

彼の名をつけることにして

未亡人にも相談したそうです。

 

まだオスかメスかわからないそうですが、

これでみんな「He(彼)」と呼ぶことができ

「He is here」と会話が簡単になります。

 

故Bobさんは一人で泳ぐのが好きで

マンタに会う確率がめっちゃ高かったそうです。

 

ある日このラ’アロア(マジックサンド)から、、

深い所へ出て一人で泳いでいると

マンタが横にやって来たそうです。

よく見ると、、

釣り針が3つもついているスジ(釣り糸)が

ヒレにひっかかっていました。

Bobは優しく近寄って釣り針を

外してあげたそうです。

 

スキューバーダイバーに助けを求める

マンタの話はありますが

スイマーに近寄って来るって

聞いたことがりません。

よほど余裕のある泳ぎ方、、

しかも、顔見知り?

 

そんなこともあって

ピア・スイマーは新生マンタ、Bob Smith

を愛でながら、泳いでいるのでした。

 

ボブスミスみすみす気づかず通り過ぎ

 

教えてくれた人のおかげで

ハートまんたんのスイムでした。

おおきに〜

 

マーラマ・ポノ🙏 まはろBob

ニラやゴーヤを食べて暑さや雨に負けないで!

まはろまんたん