KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

ホヌ(アオウミガメ)

アロハ アウイナラー(傾いた太陽)午後の挨拶

 

月はカーロアの最後、カーロア・パウ

3時過ぎが月の出で、日の出は6時過ぎ

月が小さくなっていくせいか、テレビを見て疲れたせいか

眠くて眠くて、朝、起きたら月は見えませんでした。

3時間泳ぐのは平気ですが、3時間半テレビを見るのは

ちょっと苦痛です。

 

昨日はマーク・ケアリイホオマルのインタビュー

が午後5時半からで6時から9時までメリーモナーク

過去10年分のカヒコのハイライトが放映されました。

3時間カヒコのチャンティングを聞いていると

催眠術にかかったようになってしまいました。

男子は故オブライアン・エセルのケ カイ オ カヒキが

優勝していた2011年迄が1つの時代でした。

 

女子は2016年、ヒロのハーラウが”ホヌ・ケア”という

モロカイの白い亀の神様を演じたのが

最高に会場を湧かせていました。

ホヌが砂をかき分けていたり、うずくまっていたり

神と化してゆく姿、フラでここまで表現できるとは!

低姿勢で周りを見ながら踊り続けるのが

どれほど大変か、、

 

フラが文字の代わりに話を伝える手段だったのが

よくわかります。

というわけで、亀の話

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これはホーナウナウで撮った健常者ホヌ 肉付きも良さそうです。

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これはカイルア湾の浅い所にいつもいる右ヒレが折れたホヌ

この状態で1年以上ウロウロしています。

手術や修理の大好きらしい数人のアメリカ人が

”かわいそう!捕まえて何とかしてあげれないの?”

と言っていました。

本当にかわいそうなのでしょうか?

上の写真のホヌは肉厚で美味しそうで、

今頃、サメに食べられているかもしれません。

 

この手負いのホヌはサメのいそうな所には行かないし

カイアケアクアビーチ付近の真水の混じった海域に

生える海藻を少しだけ食べて少しだけ動いて

細々と生き続けています。

私はこの亀を”座禅ホヌ”と呼んで尊敬しています。

じっとしている時間が多いらしく甲羅が藻で覆われています。

この子が生きていられるこの海、

なんという安全で守られている所なのだろう!

としみじみありがたく思うのでした。

 

初めてウミガメを海中で見たのはボルネオ島に行った時

一人でシュノーケリングをしていて、

ばったり亀と出会ったのです。

正面から”出会いがしら”という感じで、目と目が合って

ジーンときて、涙が溢れて来てマスクが

曇って仕方がなかったことを覚えています。

その時、撮った写真はその感動とは裏腹の”何コレ?”ものでした。

そういえば、いつかはウミガメの綺麗な写真を撮りたいものだ、

と願っていたのを今、思い出しました。

 

コナでは普通にホヌに会えます。伏流水が海のそこかしこに

出ていて海藻が生えていて、それを食べに来るホヌが多いし

保護されているからです。

昔のカメラと違い、今や軽薄短小、ストロボ不用フィルムなし

という便利な時代が来ました。

水着の胸に挟んで全力で泳いでも平気です。

本当に今まで生きていて良かったと思います。

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1.2マイル・ブイの所で立ち話をしていた時、下にホヌがいて

”上がって来ないかなー”と思ってたら、上がって来た! 

かなり前の写真ですが、、

 

ホヌさんよ、ほんまに出てきた、ありがとさん!

 

マーラマ・ポノ ! 🙏  マハロ・ヌイ!