KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

ヒナレア hīnālea(ベラの仲間)

あろは あういならー 

雷が轟いた後、大雨が降り始めました。

空から海から全て雨に包囲されていますが、

明るいポーヒナ(グレー)

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これはうちのポーヒナ、小鳥のヒナを仕留めて見せに来たところ

9月の写真でした。

今や、鳥の雛の季節は終わり、

海で幼魚がサンゴの間からチラチラとデビューする時期。

 

昨日カハルウで水泳仲間の画家兄さんが、

私たちが水から上がるのを待ち構えていて

「ニモ!ニモ!」と喚いていました。

「Nemo というアニメの魚を見た」

と言うことらしいのですが、、

カハルウ湾や私の知る限りのハワイの浅場の海で

ニモ(アニモニ)フィッシュ=クマノミ、

は、見たことがなく、、イソギンチャクもめちゃ珍しいし、

イソギンチャクと共生するしかないクマノミ、

は多分いないはず?

 

「何ゆうてんねん。絶対ちゃうわ」と言いたいのを我慢。

白人の男性の言うことをオリエンタルババア(私のこと)が

頭から否定すると恨まれそうなので、、

絶句、、していると、、

相棒さんが、笑って「Yellowtail coris juvenile 」と

図鑑を差し出し無事、真相が伝わりました。

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めちゃ拡大したのでピンボケ、

しかも上からしか撮れなかったのですが

これが、ツユベラの幼魚、右が頭です。5cmくらい。

どちらが頭かわかりにくいデザインとなっています。

天敵の目を惑わせるような、、この鮮やかな色が

「ニモ!」と画家兄さんを叫ばせたのでしょう。

も少しマシなのが撮れました。

ハワイ語では、ヒナレア・アキロロ

'akilolo は「脳をかじる」という意味

その昔、神官がこの幼魚を潰した物を食べさせ

脳の病を治していたそうです。

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成魚になると、、、こんな色 、25cmくらい、、

赤や白はどこへ行ってしもたん?

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これは、上のより若いのかな。。

図鑑によると、赤が多く小柄で

尾の周りが赤い縁取りがあるのはオス。

多分上のがメスですね。

どちらも青い点が宇宙っぽくキラキラしています。

幼魚ほどではないけれど成魚も動きが速く

よく見かけるのに写真の成功率低し。。。

 

ベラの仲間にはこんな奴らがたくさん、、

ハワイ語でヒナレアという名のベラは数種類います。

ハワイの神話で、ヒナレアは、

モ'オ=竜(オオトカゲの女神)の呪いで

永遠に魚になってしまったイケメン兄さんの弟。

この話では、ペレが正義の味方(単に自分の恋人に

したいから)で、イケメン君を助けてあげます。

竜の女神の方が上手(うわて)のワルです。

 

マウイ島のハナの言い伝えでも

親の仇打ちに使われた魚として登場

欲深なアリイが大好物のこの魚、

男の子から献上され、急いで食べようとし、

口の中で滑って丸呑み、喉につかえて窒息死。

男の子の父親の怨念が晴らされたという話。

 

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図鑑の写真ですみません。エカラマイ

ヒナレア・ルアヒネ 老女のヒナレア

幼魚は緑がかっていて、青年は黄色

 

ヒナレアの類は色が変化するものが多く

ロコの間ではwrasseの中で、変化するもの

特に、変化の激しすぎるツユベラの幼魚、アキロロを

hīnālea と呼んでいるようです。

 

ヒナレアやヒナには稀(レア)な派手な色

 

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これは、有名過ぎる場所です。どこでしょうか?

 

コナのKmart跡地に駐車されていた百台を超えるレンタカーが

無くなっていました。空港のレンタカーが貸し出され

駐車スペースができたので、移動したようです。

本土からの観光客が増えてきたコナです。

 

マーラマ・ポノ🙏  まはろなーあくあ

膝を曲げて腰をおとして、背筋は伸ばし、

グラウンディングしていきましょう。

まはろぬい あろはぬい