KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

コぺ kope (コーヒー)

あろは あひあひ〜

ケパケマパが終わりオカコパになりました。

f:id:KonaHawaii:20201002121518j:plain

今朝5時40分、ホクからマヘアラニになる満月。
夕陽とほぼ同じ場所に沈みます。

f:id:KonaHawaii:20201002122606j:plain

6時3分、暁の光を受けた赤月、いつも雲に隠れ、

水平線に沈むところは見たことがありません。

 

f:id:KonaHawaii:20201002122909j:plain

秋はコナ・コーヒー収穫の季節です。

チェリーと呼ばれる赤い実をピックします。

コーヒーの花は一つの枝でも開花時期がずれ、

2月ごろから6月ごろまで、数回に分けて咲きます。

枝の上に白く咲くので、コナの雪と呼ばれます。

f:id:KonaHawaii:20201002152823j:plain

花の時期が何度もあるので、熟す時期も異なり、

収穫も数回に分けて行われます。

チェリーの茶色のは収穫時期を逸したもの(乾燥しすぎ)

緑色のはまだまだ、黄色のもまだ、

綺麗な赤いのだけをピックするので

人間の目と手が活躍、機械ではできません。

コナ・コーヒーは手摘み、

ハワイはコーヒー産地の中では一番物価の高い場所なので、

値段が高いのは人件費のせいですね。

コナ・コーヒーは木の種類の名前でなく産地によるもの。

f:id:KonaHawaii:20201002145936j:plain

昔、ホノルルから来た友達がコナコーヒーの苗木を

カイムキという場所で育て、数年後に収穫。

赤いチェリーを一晩、水につけ発酵させ

皮を剥く→干す→殻を取る→煎る→豆を挽く

で、やっとコーヒーが飲めます。

殻取りが一番大変で、

2人でおしゃべりしながら小一時間

この豆は今やカイムキ・コーヒー(の皮むきコーヒー)

コナで収穫されたものだけがコナ・コーヒーです。

これは、一番原始的な焙煎方法。パニオロ式

f:id:KonaHawaii:20201002151233j:plain

フライパンでは焙煎が均一になりません。修行不足、、

仕上げにバターを少し入れるとコクのある味に、、

不思議と油っこくなりません。

 

ハワイでコーヒーが栽培されたのは

カメハメハ2世と王妃がイギリスで客死したことが発端。

船がご遺体を乗せてハワイに戻る際、

パナマ運河がなかったので、ブラジル経由でした。

ブラジルの港で、コーヒーの苗木を、もらったそうです。

 

1825年、5月にホノルルに戻って来ました。

その年の冬コナにコーヒーの木が到着。

キリスト教の宣教師が、観葉植物として

サウスコナに持って来たそうです。

緑の葉に赤い実はクリスマスの飾りにぴったりでした。

次の年に裏庭いっぱいにコーヒーが芽吹き

よく育ったので、コナの風土に

コーヒーが合うことがわかったのです。

この続きはまたの機会に、、


コペとモチ、ペコペコお腹に染み渡り

 

「Kona Aquatics」というチームがあります。

さて何のチームでしょう?

 

マーラマ・ポノ🙏  まはろ〜マヒナ

美味しいコーヒーやお茶を飲んで

お腹も心も温めてくださいね。

Stay Safe! ありがとうございます。