KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

アフプアア ahupua'a(ハワイの土地区分)

アロハ・アヴァケア!

申し分ない晴天、コナの”エカ”という名前の風が

ええ感じで花の香りを運んできます。

 

明朝の月はマウリ、今朝、月の出を待ち伏せしていましたが

雲が厚く日の光に押されて見えませんでした。

マウリのウリは暗いという意味、マは状態、で暗い時。

今夜は、古代ハワイイアンが初夜に選んだ

ロマンチックな夜です。よ!

f:id:KonaHawaii:20200520070544j:plain

昨日のロノの雨に濡れたティアレの花です。花もロノの色の白。

マウカ(山の方)は雨が多いので緑豊かです。

f:id:KonaHawaii:20200520071150j:plain

飛行機の窓から撮っているので指が写っていてすみません。

マハイウラというアフプアア、

山頂から海までの地名がマハイウラという

昔の地域です。黒い所は1801年の溶岩の流れのあとです。

ハワイイでは村を作る時に、

島を山から海までパイやケーキを切る時のように分けて、

それぞれが山の幸と海の幸を、両方得ることができるようにしました。

それぞれの仕切りに石垣を並べ、

ちょっとしたアフ(祭壇)を造り

そこにプアア(豚)を捧げ税金代わりにしたとも、

豚の頭の形に石を組んだとも言われます。

 

大好きな鼻笛のCDで

「アフプアア」という名前のアルバムがあります。

故Anthony Natividadという人のソロです。

サイン付きのをもらって

ずーっとBGMとして聴いていました。

多分50回目ぐらいにかけた時、

なるほどアフプアアだっ!と気づいたのでした。

一曲目はバックに川のせせらぎの音、

葉ずれ、森の奥深くで鳴く鳥の声で始まり、

夜が明けていくような、ゆったりとした鼻笛が

こだまします。

だんだん深い沢音や竹のしなう音、

そしてカエルの声なども入り、

最後の曲の終わりには

波音が入るのです。

よくできたCDだと2度目の感動!

 

このアフプアアこそハワイ文化の源、

マウカとマカイと分け合うライフスタイル

そうやって立体的に考えているとマウナケアのワケアの神

そして宇宙まで繋がって行けそうです。

 

今の街区分は道路で分断されたり郵便局の便宜の為に

名前が変えられたり、、、いちいち海のこと山のこと

天のこと、考えなくなりました。

 

今朝の海は、悲しい色やねんでした。

カイアケアクアビーチから入った途端、抹茶色、

冷たさで山から来た水だとわかります。

昨日の雨でマウカから流れた水で

青粉が広い範囲で発生しています。

今日は、生物学の先生である相棒さんも

マウカの農園の化学肥料だという私の説に同意してくれました。

丁度このアフプアアのマウカに大規模の

単一作物の農園がいくつかあります。

泳いだ帰りにワイプナ(真水の吹き出し口)を見ると

真緑でした。 

ここは雨の神 ロノと水の神 カーネが海の神 カナロアと

出会う場所、

それでカイアケアクアビーチ(神の海)というのかもしれません。

f:id:KonaHawaii:20200520094152j:plain

ウチから撮ったものです。

何を隠そうウチもカイルア湾と同じ

「ラニハウ」のアフプアアです。

ウチの下水のことも省みた方がいいかもしれません。

ウチの植物はコンポストだけで肥料なし。人間も薬なし、

どこかの大統領ように

病気でもないのに強い薬を平気で飲める人は

肥料も除草剤も抵抗なく使うのだと邪推したりします。

f:id:KonaHawaii:20200520095537j:plain

アフプアアの締めはここですね。

海底はまだまだ深く続いています。

水泳のコーチが

洪水で流された仔豚が溺れているのを見たそうです。

 

アフプアア終点の海でアップアップ プアア

 

ハワイ島のビーチの公園が今日、再開したそうです。

歩くのはいいけど寝そべるのはダメだそうです。

車が増えて人が動き始めました。

6月30日まで来島者の2週間の自主検疫は続行。

 

悲報。。

ハワイアンからオペラからロック、チャチャチャ、

何でも歌えて弾けるWillie K が亡くなったそうです。

ヒロのパレスシアターで

有名なブルース歌手の前座で出てました。

12年ほど前なのによく覚えています。

Willieのブルースの方が

声もギターも迫力がありメインの歌手、顔負けでした。
ケアウホウ ショッピングセンターの

缶詰2個が入場料ライブの時も

皆を乗らせてくれました。マハロ 〜🙏🏻

 

マーラマ・ポノ🙏 汗をかいて免疫力を高めましょう!

 ありがとう!マハロ・ヌイ