KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

レイ(首飾り)

アロハ・カカヒアカ! ペヘア・オエ?(お元気ですか)

マイカイ・コウ・ピコ おかげ様で、おへそも元気です。

 

今日の月はオレ・クーコル

まだ家におれ、でした。

月は午後1時18分から夜中2時31分まで出ています。

ムーンセットもサンセットも北に移動して来ました。

 

今日はメイデー、ハワイではレイデー

1927年に始まったそうです。

f:id:KonaHawaii:20200502065657j:plain

今朝早く摘んで作りました。花は太陽に当たる前に摘むと

長持ちします。3月からちょこちょこ咲き始めたプア・ケニケニが

いつも10個ほどしか咲かないのが、今日は40個楽に取れました。

さすがレイデーだけあります。プルメリアも元気になってきました。

真ん中の小さいティーリーフのは猫のレイ(首輪)です。

 

萎れないうちにアンティーの所に持って行きました。

彼女はフィリピン人が自宅でしているケアホームに

入っています。この近くの個人経営のケアホームは95%ぐらい

フィリピン人が家族でやっています。

 

今は直にレイを首にかけてあげることも

できないので置いてきました。

ハッピーレイデー! と窓から投げキッスをすると

♬May day is lei day in Hawaii〜〜♬ という歌を

フルコーラスで歌ってくれました。

彼女が若かった頃にはレイデーに色々なイベントがあったそうです。

 

今でも小学校から高校まで、メイデークイーンなどが選ばれて

フラを男子も一緒に、先生のグループも入って披露したりします。

チケットを売って夜、体育館で盛大なコンサートをしたり

卒業前のいい思い出となっていました。

 

今年はレイデーも卒業式も中止になりました。

2020年卒業のシニアの高校生たちは、顔が埋まってしまうまでの

何十本ものレイをもらうこともできないのです。

f:id:KonaHawaii:20200502072155j:plain

これは前に知り合い女の子のの卒業の時に作ったレイポオ(頭につける)です。

ブーゲンビリアなので摘むのはとても簡単でした。

レイを作る時は、素材を無駄にしないように、でも十分な長さが作れるよう

考えながら花を摘み、葉を取ります。前もって摘んで冷蔵しておける花や葉

もあれば、その朝でないとしおれる物もあります。

植物の特性を知っておいた方が綺麗なものがつくれます。

水につけない方がいい花もあります。

どの時期にどこに行けばどんな花が手に入るのかも

知っておくと作りやすいです。

人様の庭を見る目も変わってきたりします。

 

lei はポリネシアの共通語のようです。

大切な物という意味もあります。

タヒチもトンガもサモアでも機会あるごとに使われます。

歓迎、別れ、愛情表現、フラの装飾、

いつ、あげてもいいものです。

自分で作ったものが一番です。

犬の歯、ククイの実、キャンディー、紙幣! 

材料も自由です。

私は自家製紅芋アンパンでレイを作ったことがあります。

ハワイではティーリーフやマイレという葉だけで

作った地味なものが厄除けの力があるとされています。

 

アリイだけが、伝家の宝刀のように親から受け継ぐレイは

マッコウ鯨の歯を削ったものに、ヒトの髪の毛を

編んで作った紐を通した物です。最高にパワフルなのでしょう。

f:id:KonaHawaii:20200502075216j:plain

これは昨日、天が投げかけてくれたレイです。

 

レイデーにレイを作って礼つくす

 

マーラマ・ポノ🙏  マハロ〜ナーアクア