KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

カパ Kapa(ハワイの樹皮布)

け あろは まい かーこう

 

また、ハワイの州鳥のネーネーが

ワイコロアで轢かれてしまったそうです。

マウイで轢かれた時は、残されたつがいの

片割れがずっと死骸に寄り添っていたので

その鳥も轢かれたそうです。

一羽では生きていけない習性みたいです。

2016年にハカラウで撮ったピンボケ

     🙏🏻

 

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謹んで哀悼の意、の献花

ブラジリアン・レッド・クロークという花

だとMさんが教えてくれました。おおきに〜

  

 

カパはポリネシアではタパとも呼ばれ

布を織る材料のないポリネシア系の島に

共通の樹皮布、

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このホーホアという棒で叩いて

木の皮を伸ばして作ります。

ラ’イ(ティー)を針で刺して作った豪華なレイ

クムがもらったの物を

たまたま置いただけでした。

 

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ワウケという立ち木の

木肌を剥き、その下の皮に

一本、切り目を入れると

こんな風に剥けます。

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それを水につけたものを

ポハク(岩)の上で、ホーホアで

1分ほど叩くとすぐ広がりました。

 

なぜか前の家にこんなすべすべの岩が一つ

置いてあって、なぜか、めちゃ気に入ったので

引越しの時、持って来たのでした。

溶岩の新しいハワイ島に、こんなツルツル岩は

特に、川のないコナにはありえないはず。

まさに、ありがたいポハク。。

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私の怪力なら10分でこれくらいに、、

多分、ポハクのパワーのおかげ

カパ作りを始めてから、なぜこのポハクに

執着していたかわかりました。

 

この後、木の台の上で、

家紋を彫った棒で叩くことにより「透かし」を入れて、

作家の個性を埋め込んでいくのです。

 

それを繋げていくと広い布地になります。

この白い布で、お骨を包むのが古代ハワイの習慣でした。

アリ’イ(王族)のお墓の副葬品として

一番価値があるのもカパ。

キヘイという袈裟?ガウン?も、

カパの物がよく使われていました。

 

これはドンキーミルの8月の「カパ展」の

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アート作品として草木染めをしたり

パッチワーク風に繋げたり

オヘカパラのようにスタンプで模様をつけたり、、

12月12日に、ドンキーミルアートセンターの

カパのアートが5作品

State's Art in Public Places Collection

指定されました。

この作家クム・ローエンの物が3作品入っています。

 

貴金属も宝石も布も無かったポリネシアの

貴重品、人間の時間の結晶、マナの塊。

 

ワヒネが井戸端会議のように数人で

チャントを歌いながら、おしゃべりしながら

何時間もカパを叩いていた文化

その叩く音とリズムで、誰が叩いているか

村の人が聞き分けることができたそうです。

 

家紋カパかっぱらってもすぐわかる

 

現代の罰当たりな人は、アリイのお墓を

荒らしてカパを盗んで行ったそうです。

 

ホノルルのパールハーバー周辺では、

ワイの問題でワイワイと大変、、

ワイキキのワイ、ワイコロアのワイ

って何でしたっけ、簡単すぎ、すんません、、

 

マーラマ・ポノ🙏  まはろ なー あくあ

お疲れのところ、ありがとうさんでした。