アロハ・カカヒアカ!
今夜は十七夜の立ち待ち月、lā'auの月。ラーアウ・クーカヒ
ラーアウは植物の意味、この時期に果物、根菜、花などを植えると
葉っぱばかり生い茂ると言う説もあります。
うちのリリコイがツルと葉っぱばかり伸びているのは、
この時期にタネがまかれたからかもしれません。
今、調べてみると人間が受粉を手伝ってやると効率がいいことがわかりました。
うちは蜂も蝶々も数種類がいつも飛んでいるので お任せしましょう。
リリコイ=パッションフルーツの花です。日本の時計草に似ていますが
輪をかけて不思議な姿です。リリコイとはマウイ島の地名だそうです。
マウイのハナで食べたジャマイカンリリコイは最高でした。
パッションは情熱という意味ではなく、この花が表現しているのは”受難”です。
キリストの受難もパッションといいます。受難曲もパッション。
十字架に磔(はりつけ)になった姿が見えますか?
雌しべの ”Y” の字の上がその手を釘で打たれたキリストの2本の腕
下の部分が揃えた2本の足、それでPassionフルーツになったそうです。
こちらで今日は受難の金曜日Good Fridayです。
そのキリストが蘇ると卵形になります。
リリコイの実です。あの奇妙奇天烈な花から、
こんなに皮の分厚い丸いフルーツが
できるとは、、まさに神わざです。
ここでは雑草のように茂ります。
うちは毎日芽を摘んでいますがそこら中にはびこります。
植えてもいないのに取り忘れた実から
こぼれた種でどんどん増えます。
リリコイバーというタルトを焼く時には
30個ほど使います。
果実を切った時、それはそれは良い匂いが漂います。
マハロ〜 と甘い香りを吸い込みます。
なっているかな〜とチェックした時にはわからなかったのに
朝起きて、この黄色い実がポロリンと落ちているのを見ると
天から降ってきたのかと手を合わせたくなります。
冷蔵庫常駐の自家製リリコイシロップを
炭酸で割って飲みましょう。
そういえば日本に昔あったレモンスカッシュは
どうなったのでしょう?
リリコイスカッシュに輪切りのレモンを浮かべて
昭和の喫茶店!
昨日の夕陽です。最後にグリーンフラッシュが見えました。
日本の大都市も自宅待機になってしまいましたね。
こちらは、たくさんの人が失業保険を
申請しようとしています。
美容院、理容院、ネイルサロンなど
6フィート離れられない職種は
3月26日から休業しています。
銀行でも食品店でもクプナ専用の時間帯がおかれたり、
クプナの家に食事を配りに行く人がいたり、
年配の人を優先させる気配りが感じられます。
仕事ができない方々も、この機会にゆっくり行動して
シニアの方のスピードで動いてみるのも
いいかもしれません。
パーソナル・ディスタンスを2mぐらい
とるようにしていると
”どうぞ、お先に” をやたら言うようになりました。
いつもバタバタして先を急いでいた自分が、
実は優しいヤツだった、とわかったりします。
朝早くお散歩に出るのもいいですね。
夕陽の見える所に行ってみるのもいいですね。
早朝の日差しを浴びて、Spring !
マーラマ・ポノ 🙏 マハロ〜