KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

ルナ luna (ボス、上)

あろは あわけあ かーこう

今日は久々に、フラのクラス。

いつも3人で、ゆるゆるやっている

パポエホエ公園にクムに来てもらい

新曲を教えてもらったら、どっと疲れました。

頭で考えた通りに体を動かすのが、

めちゃ不得意なので

100回ぐらいしないと覚えられません。

フラ100遍、意自ずから通ず。 

 

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朝焼け空

ルナは上、という意味「アオ」の項(7/28)にも書きましたが、

♪イ ルナ ラ イ ルナ ♪=上へ上へ、 で始まる、

♬ケ アオ ナニ ♬「美しき世界」の歌に出てきます。

♪ナー マヌ オ カ レヴァ♪= 鳥たちが飛んでいる空

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白鷺が夕方、巣に帰って行くところ。。マハイウラビーチにて

 

ルナのもう一つの意味はボス、

日本語でも「上の人」「上司」と言いますね。

 

ハワイ島の東のプランテーションで、かつて活躍していた

「女ボス」岩崎田鶴子さんのお話を、、

『ハワイに翔けた女 火の島に生きた請負師』

(ドウス昌代著、文芸春秋社) という本があります。

昔、読んで感動し、誰かに貸してしまい

それっきりになっている本、

 

福井県の女性史を調べると、

岩崎田鶴子が載っています。「経歴」の欄に

「女ボス」と記されていて笑ってしまいました。

ハワイでは「ルナ」と呼ばれる

サトウキビ畑の請負師、支配人、スーパーバイザー、

 

1890年、福井県、現在で言う越前市生まれ、

「写真花嫁」(ピクチャーブライド)でハワイ島の

岩崎さんに嫁いで来ます。

ハワイはどの島も(ニイハウ島さえも)

サトウキビ畑がありました。

プランテーション時代のハワイの基幹産業でした。

 

底辺の労働者は、明治元年の元年者に始まり

官約移民としてその後も渡って来た日本人、

中国やフィリピン、ポルトガル、、

白人の「ルナ」が馬に乗り、上からムチを振って

一日中、働かせていたのでした。

地面で這うように働く労働者を、

馬の上から指図する「ルナ」

 

日本人の中にも、稀に、英語を習得したり、

リーダーシップを執る者も出て

このルナの仕事に就いた人がいました。

 そんな夫に先立たれたのが、岩崎田鶴子さん。

夫の仕事を引き継ぎ、乗馬を覚え、

サトウキビ労働者の日本人部を仕切ったそうです。

 

ちょうど日本でも、大正から昭和になり

女性の活躍が始まる時代、

そんな背景もあったのかもしれません。

当時の新聞では「耕地監督」

日本人女性、最初で最後のルナだったようです。

 

「ハワイに翔けた女」というタイトルがいいですね。

人生を賭けた、と掛詞になっているように聞こえます。

今でも日系人の人はルナという言葉を

「リーダー」の意味で時々使います。

 奥さんのことを「うちのルナ」と言う人もいます。

 

f:id:KonaHawaii:20210111103351j:imageカハルウで見たミヤコテングハギの群れ、

多分、未成魚です。

右下の尾びれが長いやつがルナ、かなと思う動きをし、

未成魚たちを制御しているのかな、、と

5分ほどの観察でわかったつもりになったのでした。

成魚になると単独行動をとるようです。

ファーブルのように長時間の観察ができないし、、

水中はまだまだ、わからないことだらけ。。。

 

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カイルア湾のハシナガイルカたちは、リーダーなしに

上手くグループ行動をしているように見えますが、、

このお姉さんは55歳を過ぎても若い男子より速い

スイマーのルナ的存在。

 

ハワイ島 女子ルナいるな昔から

 

今日は、サンセットが昨日より3分も遅くなり

太陽の位置も北に戻って来ました。

春めいて来た?コナの夕暮れ
実は、昨日、違う場所でサンセットを見たので

時間の誤差も出たみたいです。

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さて、ここはどこでしょう。上級問題。。。

ハプナビーチの近くです。

 

マーラマ・ポノ🙏   まはろ八百万の神々

ルナに12月の無病息災を祈りましょう。

ありがとさんでございます。