KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

タロ芋

アロハ・アウイナラー

今日は午後から雲が垂れ込め

どよんとした天気になりました。

と、思ったらいきなり土砂降りの雨

先週植えた里芋の苗が喜んでいます。

 

今朝は月明かりで目が覚めました。

今夜の月の名はオレ、1日目のオレクーカヒ

 月の出が真夜中です。

そういえば今朝は低気圧の雲が出ていました。

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 ほんのひと時、赤が混じりすぐ消えました。

このパパイアも高くなりすぎたので切らないといけません。

オレの月のうちに幹を折れ! 野菜おばさんは89才なのに

パパイアに梯子をかけて登り、のこぎりで一人で切っています。

1日に$600ほどの野菜をスーパーに卸す日もあります。

苗だけでなく、ねっとり美味しい里芋をくれました。

タロ芋は里芋の仲間なのですね。日本ではイネよりも前の

縄文時代から里芋を食べていたようです。

 

ハワイイアンの主食もタロ芋です。神話の続きです。

パパの話の時に出てきた男性神、空の神ワーケアは妻の女神の

パパとの間にできた美しい娘のホオホークーカラニに

恋をしてしまい子供ができてしまいます。

生まれた子は手足がなく死産でした。その子をハーロアと名付け

丁寧に土に埋めると、ホオホークーカラニの流す涙で

芽が出て成長しタロ芋になりました。

これこそハワイイアンの長男で、そのハーロアから

次々と弟(と妹)たちが育ち人間となります。

タロはハワイイアンの長男だったのです。

ここまで言うと私の言いたいことが想像できるかもしれません、、

日本の家族の長男は太郎、ハワイイアンはタロ!

これは偶然と言うにはあまりにも出来すぎた話です。

ダジャレ好きにはヨダレが出そうな話、

20年ほど前にフラの先生から”タロが長男なのだ”

と聞いた日には祝杯を上げたほどです。

一郎が長男なのはわかりますが、昔話に出てくる

男の子はたいてい太郎さんですよね。

 

Taroとローマ字で書けば、ポリネシアン系の綴り、

まだハワイ語のスペルができる以前に定着した言葉なので

kaloよりtaroの方が一般的です。

カメハメハもタメハメハと書かれたり、

マオリ語でのarohaは alohaのことです。

昔はTとK、 RとL はポリネシア間ではどちらでも

良かったのでした。

もともと文字がなかったのですからアロハのロは

カタカナ発音のラリルレロのロ、で大丈夫だったはずなのですが、、

RとLには 万感の思いがあるのでまた、後日、、

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うちの庭で細々と育っているタロの葉です。

ルーアウと言ってルアウショーの語源にもなっています。

タロ芋はスーパーフードでこれさえ食べていれば

他に何も食べなくてもしっかり働ける栄養が摂れるといいます。

 

今のハワイイのロコたちは米を食べすぎているように見えます。

タロ芋一個の値段で米なら5kgほど買えたりするし、

タロ芋も葉も2時間以上火を通さないとアクが強く食べられないしで

仕方がないのですが、、

 

今夜は里芋の中華炒めにしましょう。ニラも入れて

ランチは友達の息子が作った餃子をもらいました。

母の日にお母さんと一緒に海で泳ぎ餃子を作る息子さん、

最高のプレゼントですね。

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開いたばかりのアンセリウム です。これもタロの一種ですが食べられません。

うちの庭で細々と育っています。 

 

ハワイアン長男タロで太郎さん

 

今日もハワイ島は感染者が増えていません

マーラマ・ポノ🙏  みなさんお大切に! 

マハロ ア ヌイ  ロア(たくさんありがとう)