KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

メリーモナーク Merrie Monarch

アロハ・アヴァケア!

今夜から三晩オレの月、オレ・クーカヒ

植栽、釣り果、期待薄

 

本当だったらイースターの日に

お祈りから始まる前座コンサートがあり、

お祭りのメリーモナークの1週間、

だったはずでした。

ヒロの人たちは ”ハッピーメリーモナーク” と

挨拶を交わしたりして

クリスマス以上に活気が溢れます。

 

毎日数カ所で無料コンサートが次から次と始まり、

フラも入り、あっちにも行きたいけど、

これも見たいと贅沢な迷い、

チケットが手に入らなくても色々楽しめたのです。

有名なクムフラとすれ違ったり、ダンサー達が買い物をしていたり、、

 

水曜日の夜は並びさえすれば誰でも見られるホオラウレア

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2018年のホ’イケ お相撲さんに似た衣装のダンサー

額に飾られた写真が

メリーモナーク張本人のカラーカウア大王

パーティー、歌舞音曲がお好きな

メリーモナーク=陽気な王様という意味です。

キリスト教宣教師によって禁止されたフラを復活させた王様、

この王様の功績を讃え、フラの存続と向上を目指して

1964年に始まった大会です。

フラのオリンピックは昭和の東京オリンピックと

同じ年に始まり、ヒロの経済復興に貢献したのでした。

 

去年はお友達が出たので

張り切ってカメラを持って行きました。

が、素人は撮影一切禁止

で踊っているところが撮れませんでした。

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金曜日の古典フラ(カヒコ)のグループでの

競技の後の撮影タイム

出番が終わってすぐ会場の外に出た時のもの。

初出場のコナからのグループです。

 

カホウポカーネというフアラライ山に住んでいる女神の曲、

その女神は働き者でカパという不織布作りの名人でした。

この生成りの衣装は

そのカパをイメージしているのでしょうか。

レイやクーペエも

山の方に生えている植物だけが使われています。

女神の神聖さも現れています。

カホウポカーネは嵐や雨をおこしたり、

雷を落とす力のある女神です。

 

この舞台はオリ(チャント)で始まりました。

オリの中に霧雨を表す言葉が出てきた時です!

吹き抜けになった舞台の後ろから突然風が吹いて

霧雨が降り込んで来たのです。

ダンサー達の髪が風に流れ

雨粒がライトを浴びてが輝きます。

全身鳥肌が立ちました。

図らずも涙が湧き出てきました。

このステージまでやって来た長い道のり、

ダンサーだけでなく後ろで支えてる

コナの人たちの心意気、

そんな目に見えない力が、

フアラライから風と雨を呼んだのでしょうか。

衣装で隠れた膝に

サポーターを巻いて耐えているダンサーもいます。

 

なるほど、フアラライ山は

マウナケアやマウナロアの間を抜ければヒロまで一直線、

女神様がヒロまで降りて来ることもありそうです。

メリーモナークでは特に、みんな気合が入っているせいか、

不思議な自然現象が起こるそうです。

 

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古いスマホ写真です。 

2014年に大学のクラスで、イースターの日の

メリーモナークの前座でチャントをしに参加した時、

フアラライ山の横の道で

突然変わった空の色、山火事かと思うほどでした。

 

今年は中止になってしまい本当に残念です。

フラ関係だけでない

ヒロの、そしてハワイ島の一大イベントなのです。
 

 感染で観戦できぬメリモ(メリーモナーク)かな

 

マーラマ・ポノ 🙏   マハロ・ナーアクア