KonaHawaiiのブログ

ハワイ島コナの自然とハワイの文化、徒然なるままに

モクアイカウア教会

アロハ・アヴァケア!

街が静かになり鳥の合唱が真昼でもよく響いています。

 

今夜の月はモーハル リラックスする、ゆるりとする、

モーハラとも同じで花開く、と言う意味もあります。

だんだん月が開いていく時。

いつも、機敏な動きと行動範囲が広いのが自慢だった人も

この機会にじっとして、月を愛でてみたり

自分をゆっくり見つめたり、春を味わってみては如何です?

と、言うわけで、もう春!

 

カイルア(コナ)の街のランドマークの1つモクアイカウア教会の塔、

この教会はハワイの中で(オアフ島も入れて)一番古いキリスト教の教会なのです。

1820年の4月、カメハメハ2世のリホリホの許可を得て、

Thurstonと言う名の宣教師が立ち上げた教会です。

今日は200年記念日なのだそうです。

 

宣教師の持ってきた聖書、ハワイイアン達にはとても魅力的なものだったようです。

紙も文字も見たことの無い人たちは、キリスト教というよりも

聖書を解読する面白さにハマってしまったと思われます。

1837年に完成したこの教会と塔を見ると、その頃のアメリカ人宣教師たちの

気合が感じられます。34mの塔を造ったハワイイアン達の汗と血と汗!

4000人が当時の知事クアキニの指揮下で働いたそうです。

 

1824年に2万人以上いたとされるコナの人口が、

1835年には11000人ぐらいに減ってしまったそうです。

外から来た人たちが、もたらした伝染病で命を落としていったのです。

文字や聖書の勉強、牧畜の技術の習得、、命がけの高い授業料になったわけです。

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丘の方から見たモクアイカウア教会 ピアとThurstonが所有していた土地が後ろに見えます。

 

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ピアから見たモクアイカウア教会の塔、右はフリヘエ・パレス 

(去年、イベント中で人出が多い夕方に撮ったもの)

 

カメハメハ2世のリホリホはイギリスでハシカにかかり亡くなっています。

ハワイイアン達は外国人と交流することで大きな代償を払ったのです。

今の私たちの状況とも似ていますね。

 

モクアイカウアは教会建設の為の材木を切った森の名前だとされています。

”伐採の後、ご飯を食べましょう” という意味にもとれます。

 

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日没後、あ、火のようなアヒアヒだ

 

夕べの夕焼けです。元気が出ます! 

マーラマ・ポノ🙏   マハロ・ナーアクア(やおよろずの神様よろしくお願いします)